実地指導で必ず見られるチェックリスト|就労支援事業所向け①
実地指導で必ず見られるチェックリスト|就労支援事業所向け①
就労継続支援A型・B型事業所を運営していると、避けて通れないのが実地指導です。
「書類は揃えているつもり」「大きな違反はしていない」
そう考えている事業所ほど、実地指導で思わぬ指摘を受けています。
この記事では、実地指導で“必ず”確認されるポイントをチェックリスト形式で完全整理し、
さらによくあるNG事例と修正例まで踏み込みます。
要点まとめ(最初に結論)
- 実地指導は「運営の実態」を見る場
- 書類が揃っていても中身が一致していないと指摘される
- 人員・記録・ルールのズレが最も危険
- 指摘の多くは「事前に防げる」
実地指導とは何か?(勘違いされやすい前提)
実地指導は、いわゆる「抜き打ち監査」ではありません。
行政が確認したいのは次の一点です。
指定時に説明された運営が、今も実際に行われているか
つまり、指定申請書・運営規程・加算届と、現場が一致しているかが最大のテーマです。
【当日の流れ】実地指導はこう進む
- 事前通知(1〜2週間前)
- 書類一式の準備
- 当日:概要説明
- 書類確認(ここが8割)
- 質疑応答
- 口頭指摘 → 後日文書指摘
現場見学よりも「書類」と「説明内容」が重視されます。
【最重要】実地指導チェックリスト完全版
① 人員配置・勤務体制
- 人員基準を満たしているか
- 勤務表と実勤務が一致しているか
- 兼務職員の整理ができているか
- 欠勤・代替対応の記録があるか
② 個別支援計画
- 全利用者分が作成されているか
- 署名・押印の漏れがないか
- モニタリング記録があるか
- 計画と支援内容が一致しているか
③ 日報・支援記録
- 毎日記録されているか
- 空欄・まとめ書きがないか
- 誰が何をしたか具体的か
④ 工賃・賃金関係(特にB型)
- 工賃台帳が整備されているか
- 支払い根拠が明確か
- 説明と実態が一致しているか
⑤ 運営規程・重要事項説明書
- 最新の内容になっているか
- 現場運用と矛盾していないか
- 変更届が漏れていないか
【よくあるNG事例 → 修正例】
NG事例①:勤務表はあるが実態と違う
→ アウト。実勤務が優先されます。
修正例:
- タイムカード・日報との整合性を取る
- 欠勤時の代替対応を記録
NG事例②:個別支援計画はあるが形だけ
→ 内容と支援がズレていると指摘対象。
修正例:
- 日報に計画との紐付けを記載
- モニタリング記録を残す
実地指導で「危険信号」が出ている事業所の特徴
- 書類が担当者任せ
- 指定申請時の内容を誰も説明できない
- 加算の根拠を即答できない
- 更新時期を把握していない
この段階なら必ず専門家に相談すべき
- 実地指導の事前通知が来た
- 過去に是正指導を受けた
- 人員がギリギリ
- 書類の整合性に不安がある
まとめ|実地指導は「準備」で決まる
実地指導は怖いものではありません。
しかし、準備していない事業所にとっては大きなリスクになります。
次の記事では、指定更新で落ちる事業所の共通点を徹底的に解説します。
