実地指導で見られるチェック項目一覧【完全版】|このままだと指摘されるポイント
はじめに
「実地指導では具体的に何をチェックされるのか?」
これは多くの事業者が気になっているポイントですが、
結論から言うと
👉 「ほぼ決まっています」
そして、指摘される事業所には共通点があります。
この記事では、行政書士の視点から
「実地指導で実際にチェックされる項目と、指摘されやすいポイント」を解説します。
実地指導のチェックはこの5つに集約される
実地指導で見られるポイントは、以下の5つに集約されます。
1. 人員基準
2. 個別支援計画
3. 加算算定
4. 記録
5. 管理体制
👉 このどれかに問題があると、「指摘→返戻」に繋がります。
① 人員基準(最重要)
ここは最初に見られます。
チェックされるポイント
* 常勤換算は正しいか
* 配置基準を満たしているか
* 勤務実態と一致しているか
よくある指摘
* シフトと実態が違う
* 名義貸し状態
* 実質的に不在
👉この状態は
「ほぼ確実に減算・返戻対象」です。
② 個別支援計画
「作っているだけ」だとアウトです。
チェックされるポイント
* 全利用者分あるか
* 定期的に更新されているか
* モニタリングされているか
よくある指摘
* 更新されていない
* 内容が使い回し
* 現状とズレている
👉「支援の根拠がない=報酬の根拠がない」と判断されます。
③ 加算算定
ここは“返戻の温床”です。
チェックされるポイント
* 要件を満たしているか
* 記録があるか
* 実施しているか
よくある指摘
* 記録不足
* 要件の理解不足
* 実施していないのに算定
👉「加算はピンポイントで返戻されます。」
④ 記録
かなり細かく見られます。
チェックされるポイント
* サービス提供記録
* 支援内容の具体性
* 時間の整合性
よくある指摘
* コピペ記録
* 内容が抽象的
* 時間が不自然
👉「実態とズレていると“架空請求”扱いのリスク」があります。
⑤ 管理体制
「組織として機能しているか」を見ています。
チェックされるポイント
* 管理者の役割
* 会議・記録
* 指示系統
よくある指摘
* 管理者が機能していない
* 会議が形だけ
* 改善記録がない
👉「この事業所は継続的に適正運営できない」と判断されます。
実地指導で“ほぼ確実に指摘される状態”
以下に当てはまる場合は要注意です。
* 書類が後追い
* 職員が説明できない
* 同じミスを放置している
👉この状態は「高確率で指摘+返戻」になります。
自分でチェックするのは正直難しい
ここまで見て分かる通り、
* 人員
* 計画
* 記録
* 加算
これらがすべて連動しています。
つまり
👉 「1つズレると全体が崩れる」
構造になっています。
無料チェックリストで現状を確認してください
「全部ちゃんとできているか不安…」
という方は、まずは現状を把握することが重要です。
👉 「実地指導リスクチェックリスト(保存版)」
以下の項目について、「はい/いいえ」でチェックしてください。
※「いいえ」があるほど、実地指導で指摘・返戻リスクが高まります。
① 人員基準チェック
□ 常勤換算は正しく計算されている
□ 配置基準を常に満たしている
□ 児発管・管理者が実質的に勤務している
□ シフトと実態にズレがない
□ 欠員時の対応ルールがある
② 個別支援計画チェック
□ 全利用者分の個別支援計画が作成されている
□ 定期的にモニタリングが実施されている
□ 支援内容が現状と一致している
□ 計画に基づいた支援が行われている
□ サイン・同意が適切に取得されている
③ 加算算定チェック
□ 算定している加算の要件を説明できる
□ 必要な記録・エビデンスが揃っている
□ 研修要件を満たしている
□ 実施していない加算を取っていない
□ 算定ルールを職員が理解している
④ 記録チェック
□ サービス提供記録が正確に記載されている
□ 記録内容が具体的である
□ コピペ記録になっていない
□ 時間・内容に矛盾がない
□ 実態と記録が一致している
⑤ 管理体制チェック
□ 管理者が実質的に機能している
□ 定期的に会議が行われている
□ 会議記録が残っている
□ 指摘事項に対して改善記録がある
□ 職員への指示系統が明確である
判定結果
■「いいえ」が0〜2個
👉 現状は比較的安全ですが、油断は禁物です。
細かい部分で指摘される可能性があります。
■「いいえ」が3〜5個
👉 「要注意レベルです。」
実地指導で指摘される可能性が高く、
場合によっては返戻につながります。
■「いいえ」が6個以上
👉 「高リスク状態です。」
すでに返戻・減算対象になっている可能性があります。
「注意」
このチェックリストで「問題あり」となった事業所の多くが、
実際の実地指導で指摘を受けています。
※放置すると、数十万円〜数百万円の返戻につながるケースもあります。
早めの対応をおすすめします。
まとめ
実地指導のチェック項目は決まっています。
👉「人員・計画・加算・記録・管理」
この5つに問題があると、
「ほぼ確実に指摘対象」になります。
なお、実際に返戻につながる具体例については
以下の記事で詳しく解説しています。
