名古屋市の障害福祉サービス指定申請「行政書士犬飼和昭事務所」

名古屋市の障害福祉サービス事業の指定申請・更新なら「行政書士犬飼和昭事務所」
【対応地域】愛知県、岐阜県、三重県

052-990-6273

電話受付時間 : 平日9:00~19:00 休業日:土日祝(予約により休日対応可)

メール対応は24時間受け付けております。

お問い合わせはこちら

開業前に絶対やるべき収支シミュレーション【失敗しない設計法】

障害福祉事業|開業前に絶対やるべき収支シミュレーション【失敗しない設計法】

障害福祉事業を始める前に、
必ずやるべきことがあります。


それが「最低稼働率のシミュレーション」です。

多くの事業所が失敗する理由は、
制度理解不足ではありません。

収支設計の甘さです。


なぜシミュレーションが重要なのか

開業初月から満員になることはほぼありません。

しかし、家賃と人件費は初月から発生します。

ここを甘く見ると、
半年以内に資金ショートします。


ステップ① 固定費を洗い出す

  • 家賃
  • 人件費(管理者・児発管・支援員等)
  • 社会保険料
  • 光熱費
  • リース料
  • 借入返済

まずは「毎月絶対に出ていく金額」を合計します。


ステップ② 1日あたり売上を計算する

例)放課後等デイサービスの場合

  • 基本報酬単価
  • 想定利用人数
  • 営業日数

加算は一旦ゼロで計算します。

これが安全設計です。


ステップ③ 最低稼働率を算出する

固定費 ÷ 想定月商 = 必要稼働率

例えば

月固定費 250万円
満員時月商 400万円

→ 必要稼働率 62.5%

この数字が70%を超える場合は危険水域です。


開業初期のリアル

  • 1ヶ月目:30〜40%
  • 3ヶ月目:50%前後
  • 半年後:60〜70%

これは一般的な推移です。

地域差はありますが、
急拡大はほぼありません。


名古屋市で開業する場合の注意

名古屋市は競合が増加傾向にあります。

そのため、

  • 開業初期の利用者確保計画
  • 地域連携ルート
  • 差別化設計

を収支シミュレーションと同時に考える必要があります。


よくある危険な設計

  • 加算前提で黒字化
  • 満員前提で人員MAX配置
  • 自己資金ゼロで融資依存
  • 資金余力3ヶ月未満

これは崩壊パターンです。


安全圏の目安

  • 最低稼働率60%以下
  • 運転資金6ヶ月分確保
  • 加算なしでも黒字化可能

この設計なら、
急激な崩れ方はしません。


シミュレーションは「未来予測」ではない

これは占いではありません。

撤退ラインを知る作業です。

撤退ラインが明確な事業所は、
崩れません。


まとめ

障害福祉事業で失敗する理由の多くは、
制度ではなく設計です。

法人設立前に、
必ず収支の安全圏を確認してください。

数字を見ずに進むのは、
地図を持たずに山に入るのと同じです。

Return Top