人が辞めない障害福祉事業所の組織設計|成功している事業所の構造
人が辞めない障害福祉事業所の組織設計|成功している事業所の構造
「最近また退職が出ました」
障害福祉事業所の経営相談で、最も多い悩みのひとつです。
人が辞める理由は、給料だけではありません。
成功している事業所は、
“人が辞めにくい構造”を意図的に作っています。
本記事では、離職が少ない事業所に共通する組織設計を整理します。
① 役割が曖昧になっていない
離職が多い事業所の特徴は、
「結局、誰が何をやるのか分からない」
という状態です。
- 管理者が抱え込む
- ベテランに仕事が集中する
- 新人が放置される
成功している事業所は、
- 職種ごとの役割定義
- 1日の業務標準
- 判断権限の範囲
を明確にしています。
曖昧さが減ると、不満も減ります。
② 「相談できる構造」がある
人が辞める直前には、
ほぼ必ず“孤立”があります。
成功している事業所では、
- 月1回の個別面談
- 小規模ミーティング
- 管理者以外の相談窓口
が仕組み化されています。
相談は善意ではなく、構造で作るものです。
③ 評価が「感覚」になっていない
評価が曖昧な組織では、
- 頑張っても報われない
- 好き嫌いで判断されている気がする
という不信が生まれます。
成功している事業所では、
- 評価項目の明文化
- 昇給基準の透明化
- 役割ごとの期待値設定
が整理されています。
“納得感”があると、離職率は下がります。
④ 無理な受け入れをしない
売上を優先して、
- 支援難易度が高すぎるケース
- 人員体制に合わない受け入れ
を増やすと、現場が崩れます。
成功している事業所は、
「現場が回る範囲」で拡大します。
人を守る判断が、結果的に利益を守ります。
⑤ 経営者が“現場の味方”である
最後に最も大きな違い。
成功している事業所では、
経営者が現場を責めません。
問題が起きたとき、
- 個人を責めるのか
- 構造を見直すのか
ここで組織文化が決まります。
人が辞めない事業所は、
“構造を疑う文化”を持っています。
人が辞めない=強い組織
採用コストが減る。
教育コストが減る。
支援の質が安定する。
離職率は、経営力の指標です。
人が辞めない事業所は、
偶然ではなく、設計されています。
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