放課後等デイサービスの開業資金計画|行政書士犬飼和昭事務所が作る“落ちない”収支シミュレーション【完全ガイド】
放課後等デイサービスの開業資金計画|行政書士犬飼和昭事務所が作る“落ちない”収支シミュレーション【完全ガイド】
放課後等デイサービス(放デイ)の開業で、最も失敗が多いのは「資金計画」と「収支シミュレーション」です。
特に名古屋市をはじめとする都市部では、
自治体の審査で “資金計画の根拠” が弱いと申請が止まる・補正が続く・許可がズレ込む
というケースを行政書士として数多く見ています。
本記事では行政書士犬飼和昭事務所が、実務経験に基づいた
①開業に必要な資金額
②開業後6か月間のキャッシュフロー
③月次収支シミュレーション(HTML表)
④融資・補助金で落ちないポイント
⑤自治体審査で止まらない資金計画の作り方
を専門家目線でまとめます。
1|放デイ開業に必要な初期費用(総額)
放課後等デイサービスの開業資金は、一般的に400万円〜1,200万円の範囲に収まります。
▼初期費用の内訳
| 費用項目 | 相場 | 説明 |
|---|---|---|
| 物件取得費 | 0〜100万円 | 保証金・敷金。居抜きの場合は0円も。改装で上下。 |
| 内装工事 | 200〜600万円 | バリアフリー、間仕切り、動線改善など。 |
| 設備・備品 | 100〜250万円 | 机椅子・教材・パソコン・収納・避難用具。 |
| 開業準備費 | 20〜50万円 | 申請書類作成・図面作成・消防協議・保険加入。 |
| 人件費(準備期間) | 30〜80万円 | 職員研修・採用準備。 |
| 初期運転資金(3か月分) | 150〜350万円 | 放デイは入金が2か月遅れのため重要。 |
初期費用合計:400万〜1,200万円(中央値約700万円)
2|開業後6か月間のキャッシュフローが最重要
放デイは「出来高払い」であり、報酬の入金が開業から約2か月遅れです。
そのため資金計画では以下のような“ズレ”が致命的になります:
- 売上発生 → 2か月後に入金
- 人件費 → 毎月必ず発生
- 家賃 → 毎月固定
- 銀行返済 → 初月から発生
行政書士として申請を出す際、自治体が必ずチェックする項目は次の3点です:
- 6か月間の運転資金が確保できているか
- 人件費・家賃の根拠が妥当か
- 融資予定額の資料(事前審査)を添付しているか
自治体によっては「融資予定額のエビデンス」を求めることも多く、
資金計画の弱さ=審査遅延の原因となります。
3|月次収支シミュレーション(行政書士作成モデル)
▼モデル条件(現実に近い数字)
- 定員:10名
- 平均利用率:75%
- 児童指導員:2名、保育士:1名、加配1名
- 家賃:18万円
- 加算:基本+加配加算メイン
▼月次収支(HTML表・WordPress最適化)
| 項目 | 月額 | 説明 |
|---|---|---|
| 基本報酬(10名×利用率75%) | 約1,320,000円 | 単価×稼働日×参加人数 |
| 加算(平均) | 250,000円 | 加配1名・送迎加算など |
| 売上計 | 1,570,000円 | |
| 人件費(4名) | 820,000円 | 社会保険料含む |
| 家賃 | 180,000円 | 共益費含む |
| 送迎車両費 | 60,000円 | 燃料・保険 |
| その他経費 | 120,000円 | 備品・教材・水道光熱 |
| 経費計 | 1,180,000円 | |
| 営業利益 | 390,000円 | 月次黒字確保ライン |
放デイは利用率60%を超えると黒字ラインに近づきます。
行政書士として申請書を作成する際も、利用率60%以上をモデルにするのが通例です。
4|開業スケジュール図(横スクロールHTML版)
スマホで横スクロールできる仕様にしています。
| 月 | 主な作業 | 行政手続き |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 物件選定・見学・図面作成 | 消防事前協議 |
| 2ヶ月目 | 内装工事・備品手配 | 指定申請書類作成開始 |
| 3ヶ月目 | 開業スタッフ採用・研修 | 指定申請提出 |
| 4ヶ月目 | 開業準備仕上げ | 現地調査 |
| 5ヶ月目 | プレオープン対応 | 指定通知(目安) |
| 6ヶ月目 | 正式オープン | 請求開始 |
5|融資で落ちないためのポイント(行政書士の実務目線)
① 日本政策金融公庫の「職員計画」と整合性が大切
申請書の人員構成と、融資計画書に書く給与額が異なると落ちます。
② キャッシュフロー表は「3か月赤字」が許容ライン
公庫は「6か月連続赤字」を絶対に許容しません。
適正な売上モデルを作ることが重要。
③ 見積書は3社そろえましょう
④ “保険外療育”の売上を盛りすぎるとNG
6|自治体審査で止まらない資金計画書の作り方
自治体が見るポイントは3つ
- 人件費の根拠が妥当か(愛知県では特に厳しい)
- 初期費用の内訳が具体的か
- 開業後6か月の運転資金が確保できているか
よくある補正・指摘内容
- 給与額の根拠資料がない
- 家賃の根拠(賃貸契約書)が添付されていない
- 設備備品の見積りが古い
- 売上モデルの利用率が高過ぎる
行政書士として申請を通す際は、これらを事前に潰しておくことを重視します。
7|まとめ|資金計画の精度が「開業スピード」を決める
放課後等デイサービスの開業は、
資金計画 → 図面 → 申請 → 現地調査 の順にスムーズに進むと、最短4〜5か月で開業が可能です。
一方で、資金計画が甘いと申請が通らず、
開業が2〜4か月遅れるケースも行政書士として多数見てきました。
確実に申請を通したい場合は、
初期費用の根拠・運転資金・月次収支の整合性 を徹底的にそろえることが重要です。
【行政書士犬飼和昭事務所|放デイサポート】
● 放課後等デイサービスの開業・指定申請に強い行政書士事務所です。
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初回相談無料|事前に資金計画も作成します。
