放課後等デイサービス開業のリアル収支を公開|月商・固定費・黒字ラインの実例
放課後等デイサービス開業のリアル収支を公開|月商・固定費・黒字ラインの実例
放課後等デイサービスを開業したい方から、
よく聞かれる質問があります。
「実際の収支はどれくらいですか?」
制度説明や理論ではなく、
現実に近い数字を知りたい方も多いと思います。
この記事では、放課後等デイサービスの
現実的な収支モデルを公開します。
前提条件(モデルケース)
まずは設定条件です。
- 定員:10名
- 営業日:月22日
- 平均単価:約10,000円
- 利用時間:放課後型
この条件で収支を計算します。
満員時の月商
計算式は次の通りです。
10名 × 10,000円 × 22日
月商:約220万円
ここに加算が乗る場合がありますが、
今回は安全設計として
加算なしベースで見ます。
リアルな固定費
実際の放デイで多い固定費を整理します。
- 家賃:20万円
- 管理者給与:30万円
- 児発管給与:35万円
- 指導員2名:50万円
- 社会保険:20万円
- 車両費:10万円
- その他経費:15万円
合計
固定費:約180万円
満員時の利益
月商220万円 − 固定費180万円
営業利益:約40万円
ここから
- 税金
- 突発修繕
- 追加採用
などが発生します。
重要:開業初期は満員にならない
多くの開業者が見落とすポイントです。
現実的な稼働率は次のようなケースが多いです。
- 開業1ヶ月:30〜40%
- 3ヶ月:50%
- 半年:60〜70%
つまり、
最初は赤字が普通
です。
黒字ライン
今回のモデルでは
固定費180万円
満員月商220万円
つまり
稼働率 約82%
が黒字ラインになります。
これはかなりシビアな数字です。
成功している事業所の特徴
安定している放デイは、
次の点が違います。
- 人件費設計が適切
- 利用者獲得ルートがある
- 加算取得が計画的
- 地域連携が強い
制度理解よりも、
経営設計の差が大きいです。
失敗するパターン
- 満員前提の事業計画
- 人件費が高すぎる
- 加算頼み
- 運転資金不足
これらは開業1〜2年で苦しくなるケースが多いです。
開業前に必ずやるべきこと
放課後等デイサービスの開業では、
次の3点が重要です。
- 最低稼働率の計算
- 人件費の最適化
- 利用者確保ルートの設計
この設計次第で、
事業の安定性は大きく変わります。
まとめ
放課後等デイサービスは
制度ビジネスですが、
自動的に利益が出るわけではありません。
収支を理解してから開業することが、
長く続く事業所を作る第一歩です。
