拡大しても崩れない障害福祉事業所の判断基準
拡大しても崩れない障害福祉事業所の判断基準|成功している事業所の構造
2店舗目を出すべきか。
定員を増やすべきか。
別サービスへ展開するべきか。
拡大は魅力的です。
しかし、障害福祉事業は
拡大で崩れるケースが非常に多い業界でもあります。
成功している事業所は、勢いでは動きません。
明確な判断基準を持っています。
① 「今の事業」が自走しているか
最も重要な基準はこれです。
- 管理者が現場に張り付いていないか
- 経営者が毎日トラブル処理をしていないか
- 特定の職員に依存していないか
誰かが抜けたら止まる状態での拡大は、
ほぼ失敗します。
成功している事業所は、
「自分がいなくても回るか?」で判断します。
② 人材の“余力”があるか
拡大=負荷増加です。
成功している事業所は、
- 次の管理者候補が育っているか
- リーダー層が複数いるか
- 教育体制が整っているか
を確認します。
余力がない拡大は、組織崩壊の入り口です。
③ 数字で判断しているか
感覚ではなく、数字です。
- 最低稼働率
- 損益分岐点
- 固定費率
- 人件費率
成功している事業所は、
「基本報酬のみ」で黒字化できる状態を維持した上で
拡大を検討します。
加算頼みの拡大は危険です。
④ 市場の“質”を見ているか
空き物件があるから。
紹介されたから。
この理由だけで出店しません。
成功している事業所は、
- 利用者ニーズの実態
- 競合の質
- 行政の傾向
を分析します。
「出せる」ではなく「勝てるか」で判断します。
⑤ 拡大しない勇気を持っている
意外ですが、これが最大の違いです。
成功している事業所は、
無理に大きくなろうとしません。
守るべきは、
- 支援の質
- 職員の安定
- 財務の安全性
規模よりも「持続性」を優先します。
拡大は“結果”であって目的ではない
崩れない事業所は、
整った構造の延長線上に拡大があります。
焦りや比較から動きません。
静かな判断が、強い組織をつくります。
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