障害福祉事業を「やっていい人」と「やめた方がいい人」の分岐点
はじめに|背中を押す記事ではありません
この記事は、
あなたの背中を押すためのものではありません。
むしろ、
踏みとどまった方がいい人が、無理に進まないための記事です。
障害福祉事業は、
「やってみたら何とかなる」事業ではありません。
やってから後悔するより、
やる前に立ち止まれる方が、はるかに健全です。
「向いているかどうか」は能力では決まらない
よくある誤解があります。
自分には福祉の経験がないから不安です
しかし、
向いているかどうかは、経験や資格では決まりません。
実際に離脱していくのは、
- 福祉経験が浅い人
- 経営経験がない人
ではなく、
「判断の軸を持てなかった人」です。
やめた方がいい人の共通点
少し厳しいですが、
ここは曖昧にしません。
次の傾向が強い場合、
開業は慎重になった方がいいです。
- 誰かに「大丈夫」と言ってほしい
- 失敗した時の逃げ道を先に探している
- 決断を他人に委ねがち
- 「想い」が揺らぐと一気に不安になる
これらは性格の良し悪しではありません。
ただ、障害福祉事業は、
判断を先送りすると確実に苦しくなる構造をしています。
「いい人」であろうとするほど、判断が遅れる
第2本・第3本でも触れましたが、
とても重要な視点です。
障害福祉事業では、
- 断る判断
- 切り分ける判断
- 線を引く判断
が日常的に求められます。
ここで、
嫌われたくない
角を立てたくない
という思考が強いと、
判断は必ず遅れます。
遅れた判断は、
必ず「誰かの無理」として現れます。
それでも「やっていい人」の条件
一方で、
次の考え方ができる人は、適性があります。
- 正解より「納得できる判断」を選べる
- 全員に好かれなくていいと割り切れる
- 感情と判断を分けて考えられる
- 迷っても、自分で決め直せる
これは、
強さではなく整理の癖です。
向いている人は、
最初から迷わないわけではありません。
迷いながらも、
自分の判断を引き取れる人です。
覚悟より「撤退基準」を持っているか
もう一つ、
非常に重要な分岐点があります。
それは、
やり続ける覚悟より、やめる基準を持っているか
です。
撤退基準がないと、
- 赤字でも続ける
- 無理でも踏ん張る
- 修正できない
という状態に陥ります。
続ける覚悟より、
引き返せる冷静さがあるか。
ここが、
開業していいかどうかの本当の分岐点です。
「やるかどうか」は、今すぐ決めなくていい
この記事を読んで、
自分は向いていないかもしれない
と感じたなら、
それは失敗ではありません。
むしろ、
正しい判断ができている状態です。
障害福祉事業は、
逃げません。
整ってから始める方が、
確実に続きます。
おわりに|分岐点に立っているあなたへ
ここまで読んでいる時点で、
あなたは相当真剣です。
だからこそ、
勢いでは決めないでください。
やるにしても、
やらないにしても、
自分の判断として選ぶこと。
それができる人だけが、
この事業を「続けられる側」に立てます。
開業判断用ブログシリーズ 4/5
