放課後等デイサービス|実地指導当日の流れと評価が分かれる受け答え完全解説
放課後等デイサービス|実地指導当日の流れと評価が分かれる受け答え完全解説
放課後等デイサービスの実地指導は、
- 書類が揃っているか
- 基準を満たしているか
だけを確認する場だと思われがちです。
しかし実際には、
「この事業所を今後どう扱うか」
という評価の方向性が、
実地指導当日にほぼ固まります。
本記事では、
- 実地指導当日の具体的な流れ
- 行政が内心チェックしているポイント
- 評価が一気に下がる受け答え
- 逆に信頼を積み上げる説明の仕方
を、放課後等デイサービス特化で整理します。
結論
- 実地指導は「観察の場」
- 答えの内容より「考え方」が見られている
- 即答・断言は危険
- 組織としての説明ができると評価が上がる
実地指導はいつ・誰が・どこを見るのか
放課後等デイサービスの実地指導は、
- 指定権者(自治体)
- 委託を受けた専門職
が来所し、
半日〜1日程度で実施されるのが一般的です。
対象は、
- 管理者
- 児童発達支援管理責任者
- 場合により現場職員
です。
実地指導当日の基本的な流れ
① 開始時ヒアリング
最初に行われるのが、
- 事業概要の確認
- 利用児童数
- 人員体制
この時点で、
説明の一貫性が見られています。
② 書類確認(最重要)
以下の書類は必ず確認されます。
- 指定申請書類一式
- 人員配置関係書類
- 勤務表・シフト表
- 個別支援計画
- 支援記録
ここで重要なのは、
「あるか」ではなく「整合しているか」
です。
③ 現場確認・質疑応答
支援スペース・安全管理・掲示物などを確認しながら、
- なぜこの支援をしているのか
- どう判断しているのか
といった質問が飛びます。
④ 講評・指摘事項の共有
最後に、
- 軽微な指摘
- 是正が必要な事項
が口頭で伝えられます。
この受け止め方も評価対象です。
実地指導で行政が内心チェックしているポイント
① 管理者は「把握している人」か
質問に対して、
- 現場任せ
- 児発管任せ
の回答が続くと、
統制不足と判断されます。
② 児童発達支援管理責任者は機能しているか
行政は、
「児発管が現場をどう動かしているか」
を見ています。
計画作成だけの説明は、
評価を下げる要因です。
③ 職員の説明がバラバラではないか
複数職員に質問した際、
- 支援方針が食い違う
- ルールの理解が異なる
と、組織としての脆さが露呈します。
評価が一気に下がるNG受け答え集
NG①「特に決めていません」
→ 仕組みがないと判断されます。
NG②「今後考えます」
→ 現時点で未整備と評価されます。
NG③「前の事業所では問題ありませんでした」
→ 個別判断ができていない印象を与えます。
NG④ 即答・断言
→ 実態とズレていた場合、致命的です。
評価が上がる説明の型(そのまま使える)
おすすめは、
- 現状の説明
- 判断基準
- 改善余地の認識
をセットで話すことです。
例:
「現在は○○の形で運用しています。判断基準は△△です。今後は□□の点を改善したいと考えています。」
実地指導でよく見られるチェック項目一覧
| 項目 | チェック視点 |
|---|---|
| 人員配置 | 実態と勤務表が一致しているか |
| 個別支援計画 | 支援に反映されているか |
| 記録 | 支援の根拠が読み取れるか |
| 安全管理 | 事故防止策があるか |
実地指導後の対応で差がつく
指摘事項に対して、
- すぐに是正計画を立てる
- 書面で整理する
事業所は、
次回の評価が明確に上がります。
逆に、
- 様子を見る
- 口頭対応で終わらせる
と、指定更新で不利になります。
まとめ
実地指導は、
「チェック」ではなく「観察」
です。
その場しのぎではなく、
考え方・組織力・再現性
が評価されています。
次の記事では、
④ 放課後等デイサービスで誤解されやすいグレーゾーン大全
を、NG事例付きで解説します。
