指定更新で落ちる放課後等デイサービスの共通点|実地指導は通ったのに更新で止まる理由
指定更新で落ちる放課後等デイサービスの共通点|実地指導は通ったのに更新で止まる理由
放課後等デイサービスの指定更新について、
- 実地指導では大きな指摘がなかった
- 是正勧告も軽微だった
- 「これなら更新は大丈夫だろう」と思っていた
それにもかかわらず、
指定更新でストップがかかる
事業所は少なくありません。
本記事では、
- 指定更新で実際に評価が落ちる放課後等デイサービスの共通点
- 実地指導と指定更新の“見ている次元の違い”
- なぜ形式的に整えても更新で通らないのか
を、行政側の視点から徹底的に整理します。
結論
- 指定更新は「将来も任せられるか」の審査
- 実地指導で見逃された問題が更新で浮上する
- 評価対象は“書類”ではなく“運営構造”
- 児発管・管理者が機能していない事業所は要注意
そもそも指定更新とは何を見ているのか
指定更新は、
「今、基準を満たしているか」
では終わりません。
行政が本当に見ているのは、
- この先も安定して運営できるか
- 制度理解が組織として根付いているか
- 人が変わっても崩れない体制か
という未来視点です。
ここが、実地指導との決定的な違いです。
指定更新で落ちる放課後等デイサービスの共通点①
「人」に依存した運営になっている
更新で最も評価が下がりやすいのが、
特定の職員がいないと回らない事業所
です。
たとえば、
- 児発管が不在だと個別支援計画が回らない
- 管理者がいないと現場判断が止まる
- ベテラン職員が辞めると支援の質が落ちる
この状態は、
行政から見ると非常にリスクが高いと判断されます。
共通点② 児童発達支援管理責任者が「書類担当」になっている
指定更新で落ちる事業所に共通するのが、
児発管が計画作成者で終わっている
ケースです。
行政が見ているのは、
- 会議に参加しているか
- 支援内容に意見しているか
- 職員を指導・調整しているか
という統括機能です。
「忙しいから」「現場に任せている」
は、評価を下げる典型的な説明です。
共通点③ 個別支援計画と実際の支援がズレている
実地指導では、
- 計画がある
- 署名・押印が揃っている
だけで済むこともあります。
しかし指定更新では、
「この計画に基づいた支援が継続的に行われているか」
が厳しく見られます。
ズレが常態化している事業所は、
制度理解不足と評価されます。
共通点④ 記録が「作業日誌」になっている
指定更新でチェックされる記録は、
支援の妥当性を説明できるか
です。
ありがちなNG例:
- 活動内容だけが羅列されている
- 子どもの変化が書かれていない
- 個別支援計画との関係が不明
これは更新審査では致命的です。
共通点⑤ 「理念」「想い」が説明の中心になっている
放課後等デイサービスでは、
想いの強さが評価されると思われがちですが、
指定更新では逆効果
になることがあります。
行政が求めているのは、
- 制度に沿った説明
- 客観的な根拠
- 再現性のある運営
です。
指定更新で実際に問題になるポイント一覧
| 項目 | 行政の評価視点 |
|---|---|
| 人員体制 | 欠員時でも回るか |
| 児発管の役割 | 統括しているか |
| 個別支援計画 | 実務と連動しているか |
| 記録 | 支援の妥当性を説明できるか |
「更新で落ちる事業所」は実地指導で何を誤解しているか
最大の誤解は、
「実地指導を乗り切れば更新も大丈夫」
という考えです。
実地指導は、
- 最低限の基準確認
- 是正で済むかどうか
ですが、
指定更新は信頼審査です。
指定更新を見据えた改善の方向性
① 運営を「仕組み」に落とす
属人化を減らし、誰が見ても回る体制にします。
② 児発管を中心に運営を再設計する
児発管が支援の司令塔であることを明確にします。
③ 記録を“説明資料”として再構築する
第三者に説明できる記録が更新通過の鍵です。
まとめ|最重要ポイント
指定更新で落ちる放課後等デイサービスは、
一見、真面目で大きな問題がない
ように見えます。
しかし行政は、
「この先も任せられるか」
という一点で判断します。
その視点に立てていない事業所が、
更新で止まるのです。
次の記事では、
③ 実地指導当日の流れと“評価が分かれる受け答え”
を解説します。
